イヴァン雷帝
R・G・スクルィンニコフ著/栗生沢猛夫訳
四六判上製/400頁/定価(本体3690円+税)
テロルは権力の弱さから発し一度始められた強制と暴力の支配はやがて権力の統制から外れそれ自体の論理で動きだす――イヴァン雷帝とその時代は、今日のロシアを知るうえでも貴重な示唆を与え続ける。朝日、読売、日経、産経など各紙誌絶賛のロングセラー。(1994.7)、(現在品切)
目次
- 序論
- 七人貴族会議
- 女君エレーナ・グリンスカヤ
- イヴァンの幼年時代
- ツァーリの称号
- モスクワ暴動
- 初期の諸改革
- カザン征服
- 陰謀の時代
- 後期の諸改革
- リヴォニア争奪戦争
- アダーシェフの退場
- ポロツク攻略
- 貴族との反目
- クールプスキーの裏切
- オプリーチニナ勅令
- オプリーチニナの恐怖
- 全国会議
- ゼームシチナ反対派の壊滅
- テロル
- 大荒廃の始まり
- ノヴゴロドの破壊
- 勝利と敗北
- モスクワ事件
- オプリーチニナ領ノヴゴロド
- 最後のオプリーチニナ政府
- クリミア=ハン国軍の壊滅
- オプリーチニナの廃止
- オプリーチニナの総括
- モスクワの玉座についたタタール=ハン
- オプリーチニナと文化
- 雷帝の家庭生活
- リヴォニア戦の勝利
- 「宮廷」政策
- 戦争の終結
- 最後の危機
- 雷帝の死
- 結論
- 原注
- 訳者あとがき
- 関連地図
- リューリク朝系図
- 参考文献
- 人名索引
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