まえがき
I
私の最終講義
梅林の中の家
ある歴史学者の死
土居寛之先生のこと
鳥山先生の思い出
ジャック・ロッシさんのこと
微熱とサビタの花
II
日露・日ソ関係の特徴
長崎のレザーノフ再考
明治維新前後の日本人のロシア観
III
チャアダーエフの墓をたずねて
ニースのゲルツェン家の墓
ドイツ系ロシア人としてのケーベル先生
IV
一九九一年ソ連極東の旅
一九九二年夏のロシア
ソ連崩壊直後のヴォルガ下り
一九九四年夏のグルジアの旅
二〇〇六年春のウズベキスタン
コディアク島
V
ヤン・コシツキさんのこと
ワルシャワ引っ越しやつれ
旅の空――パリ・ブレア街五番地
滞在許可証
チュトワイエ――二人の友
あとがき
略歴と著作年譜