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古いシルクハットから出た話
アヴィグドル・ダガン著/阿部賢一他訳
ISBN978-4-915730-63-4 C0097
四六判上製 176頁
定価(本体1600円+税)
2008.01
世界各地を転々とした外交官が〈古いシルクハット〉を回すとき、都市の記憶が数々の逸話とともに想い起こされる。ウィーン、ワルシャワ、レイキャビク、ラングーン、そして東京といった都市の裏舞台で繰り広げられる様々な人間模様。そしてユダヤの人々がたどる数奇な運命。プラハに育ち、イスラエルの外交官として活躍したチェコ語作家アヴィグドル・ダガンが綴る晩年の代表的な短編集。
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書評・紹介
'08.03.16 書評 『北海道新聞』(渡邉裕之氏)
'08.02.25 書評 『産経新聞』(飯島周氏)
'08.02.24 書評
『東京新聞』(渡邉裕之氏)
'08.01.27 書評
『朝日新聞』
目次
神々に宛てた手紙
神様への手紙
ジェンティーラ
シレンカ
通訳にまつわる間奏曲
失踪した大使
レイキャビクでの祈り
予感
優等生
プラターでの出来事
七枚のスカート
エピローグ――古いシルクハットとの対話
著者紹介
アヴィグドル・ダガン(Avigdor Dagan)
1912年、フラデッツ・クラーロヴェー(現チェコ共和国)に生まれる。チェコ語名は、ヴィクトル・フィシュル。プラハの大学で法律を修めた後、詩作を行ないながら、ユダヤ系雑誌の編集に携わる。ナチス・ドイツの侵攻で亡命を余儀なくされ、ロンドンのチェコスロヴァキア亡命政府の活動に従事。戦後、プラハの外務省で報道官を務めるも、共産党体制に危機感を抱き、1949年、エルサレムに渡る。以後、イスラエルの外交官として〈アヴィグドル・ダガン〉というヘブライ語名を用いるようになり、日本など数多くの国に滞在する。1977年以降、文筆業に専念し、数多くの作品をチェコ語で執筆する。2006年5月、エルサレムにて没。邦訳に『宮廷の道化師たち』(千野栄一・姫野悦子訳、集英社、2001年)がある。
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