はじめに
第一部 日本の対露開戦と在外公館
第一章 欧米主要六カ国に駐在する各公使への広報訓令
第二章 日本の先制攻撃を激しく非難したロシアの対外宣伝に反駁
第二部 世界の各地域における日本の在外公館
第一章 ヨーロッパの主要五カ国
I イギリス
II フランス
III ドイツ
IV オーストリア=ハンガリー
V イタリア
第二章 ヨーロッパの中堅諸国
I オランダとデンマーク
II ベルギー
III スイス
IV スウェーデン
V スペインとポルトガル
第三章 北米大陸とラテン・アメリカ地域
I 米国
II カナダ
III ブラジルとアルゼンチン
IV ペルー
第四章 アジア地域と大洋州圏
I 清国(中国)
II 韓国
III フィリピン
IV インド
V オーストラリアとニュージーランド
むすび
付録
I 「帝国公使報告規則」および「帝国領事報告規程」
II 日露戦争と外国新聞従軍記者
III 日露戦争期の日本在外公館(地域別)および職員表
あとがき
索引
松村正義(まつむら・まさよし)
1928年、福井県生。東京大学法学部卒。外務省と国際交流基金に勤務。米国コロンビア大学・東アジア研究所客員研究員。帝京大学教授(国際文化学科長)。日本大学国際関係学部非常勤講師。日露戦争研究会会長。法学博士。
主な著書に『日露戦争と金子堅太郎』(新有堂、1980年。増補改訂版・1987年)。『ポーツマスへの道』(原書房、1987年)。『国際交流史』(地人館、1996年。新版・2002年)。『日露戦争100年』(成文社、2003年)。『Baron Kaneko and the Russo-Japanese War (1904-05)』trans. by Ian Ruxton (LuLu Press, 2009)など。その他、論文・記事も多数。