はじめに
第一部 新「私のなかの歴史」
(一)学問がしたい
(二)読書好き、大学入学まで
(三)ベトナム戦争
(四)遊部久蔵先生のゼミナール
(五)大塚金之助先生の思い出
(六)父親と経済学
(七)大学院から助手へ
(八)オランダ留学
(九)ヒルファディング研究
(一〇)留学は若いうちに
(一一)小樽商大へ
(一二)小樽の学園生活
(一三)隠れゼミナール
(一四)ウィーンへ
(一五)ドイツ語の習得
(一六)クルト家で
(一七)初代の渡辺龍聖校長
(一八)多喜二を本格研究
(一九)小樽の多喜二
(二〇)井上ひさしさんと、三浦綾子さん
(二一)多喜二の書き込み
(二二)『資本論』のドイツ語初版
(二三)翻訳論
(二四)出版の思い出
(二五)「社会の医者」に
最終講義「現代世界経済の本質と秘密」
年譜
第二部 ヨーロッパ昔語り
はじめに
横浜からアムステルダムまで
アムステルダム
南ヨーロッパ旅行
ドイツ旅行
再びアムステルダム
イギリス
アムステルダムで
国際労働運動歴史家会議
アムステルダム 二
留学からの帰路
第三部 訪問したヨーロッパの街々で
奇妙なことになったパリ祭
アムステルダムの空港で
素晴らしい日本人
ウィーン大学にて
オランダ・ベルギー集団旅行
ヨーロッパ雑感
オックスフォード大学行き
第四部 『ウィーンの森の物語』補遺とその後
『ウィーンの森の物語』補遺
オーストリア集団旅行
ウィーンから小樽を訪れた二人
おわりに(福田淳一=北海道新聞編集委員)
倉田 稔(くらた・みのる)
慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院DC修了、経済学博士
アムステルダム、ウィーンに留学
小樽商科大学名誉教授
書物の一部:『金融資本論の成立』(青木書店 1975年)、『若きヒルファディング』(丘書房 1984年)、『日本人とヨーロッパ人』(杉山書店 1986年)、『べーベルと婦人論』(成文社 1989年)、『ハプスブルク歴史物語』(NHK出版 1994年)、『学生と社会人のための文章読本』(丘書房 1994年、2版1999年)、『現代世界思想史序説 上』(丘書房 1996年)、『ウィーンの森の物語』(NHK出版 1997年)、『マルクス『資本論』ドイツ語初版』(成文社 1997年)、『大塚金之助論』(成文社 1998年)、『グローバル資本主義の物語』(NHK出版 2000年、2004年デジタル化)、『外国物語』(丘書房 2000年)、『ハプスブルク・オーストリア・ウィーン』(成文社 2001年)、『小林多喜二伝』(論創社 2003年)、『石川啄木と小樽』(成文社 2005年)、『ハプスブルク文化紀行』(NHK出版 2006年)、Rudolf Hilferding und Das Finanzkapital, Wien 2009年、『諸君を紳士として遇する 小樽高等商業学校初代校長 渡辺龍聖 伝』(紀伊國屋書店 2010年)、『経済学講座』(社会科学研究会 2010年)、『ルードルフ・ヒルファディング研究』(成文社 2011年)
編訳書:『R・ヒルファディング ナチス経済の構造分析』(新評論 1992年)
監修書:マホフスキー『革命家皇帝ヨーゼフ二世』(藤原書店 2011年)
共編訳書:『R・ヒルファディング 現代資本主義論』(新評論 1983年)
その他。